新車のガラスコーティングについて
車を購入したら、車のディ-ラ-は見積書を作成し、その中には車本体価格を中心に、色々なオプションがまざって入っています。様々なアクセサリ-だったり、床マットであったり、オ-ディオであったりします。そして、最近はコ-ティングの内容も含まれていることが多いです。見積もりの中に、よく見ると「新車ガラスコーティング」「新車ボディコーティング」「新車カーコーティング」という風にさりげなく書かれてあることが多いです。新車だけに限らず、中古車でも最近は同じような現象が起きています。新しい車とか、それに準ずる中古車なのだから、何もそんなことは必要ないという考えもありますし、「私は実際にまめに洗車と新車ガラスコーティング」「新車ボディコーティング」「新車カーコーティング」の類はいらない。車を洗わない無精者の人が頼めばよい」という内容のことを、ディ-ラ-で声高々に叫ぶ人がいます。車を大切にする気持ちが良く出た発言なので、共感はしますが間違っているのです。
いくらコ-ティングを費用をかけて車に施したとしても、洗車は必要です。汚れは確実につくので、洗車しなければ汚れは落ちないのです。コーティングの良さは、洗車&艶だしの手軽さと反比例します。「新車ガラスコーティング」「新車ボディコーティング」「新車カーコーティング」の類を愛車に施すと、水洗いだけで艶が出るようになります。基本的にはボデイの上に乗っているものの違いがあります。つまりガラスコーティングとポリマーコーティング、そしてワックスの違いになるのです。ガラスコーティングは車の塗装の表面にガラスと同じ分子(二酸化ケイ素/シリカ)を化学結合させてくっつけてしまいます。ガラスができる(結晶化)するわけではないのですが、ガラスに包まれたような状態に見えるようになります。基本的には車の表面に科学変化を起こして強い膜を形成し、その上、膜が劣化しにくいので、持続効果が一番長いです。水洗いすればピカピカです。施工するには溶剤やスプレーなど技術や設備が必要でDIYでガラスコーティングを自分でしようとするのはは対応不可です。つまり専門店などに任せることとなるので施工費がかかります。ポリマーコーティングもガラスコーティングと同じで化学結合による膜を来るのボデイにくっ付けてしまいます。素材はガラスではなくシリコンやフッ素といった樹脂を使用しています。施工は噴きつけるのが主です。その為に、DIYでガラスコーティングが可能です。また洗車機などでも施工可能なので、人件費が乗らずコストは安いです。ただ保持期間は短いです。そしてワックスです。昔は車を光らせるのは、この方法しかありませんでした。ちなみにワックスは塗装の上に油分をのせる形を取っており、コーティングではないので定着しません。汚れをワックスに付着させて車を洗ったときに、一緒に洗い流し、ボディ自体を守る働きをするのです。ざっくりいうと、ガラスコーティングはお金持ち、一般庶民はポリマーコーティングというのが実際の普及の状況であります。
ちなみに車というのは車庫保管がベストであり、汚れたら洗車が必要です。雨ざらしで外部保管の車であると、新車ガラスコーティングが大変利便性の高いことが体感できるでしょうし、インドア保管であまり汚れないということならば、月二回程度GSで1500円程度出して洗車機を通すことで十分美観を保つことが出来るでしょう。それ故に車購入後の走行状況、保管状況を想定してコーティングの内容について決定するのが現実的でしょう。コ-ティングのグレ-ドで、その車のリセ-ル価格が変わることはないので、出費を抑えて他のオプションな費用を回すというのも選択肢の一つにはなるはずです。一つの目安は、月に10回以上洗車するならば、新車のガラスコーティングというものはぜひ取り入れておくべきでしょう。